読む・理解する

AI Reader に具体的な動作を一つ質問する

値、非同期の不具合、パッチについての質問方法、添える文脈、回答の確認方法。

「このプロジェクトを説明して」では概要は得られても、特定の分岐を通った理由や変更の安全性までは分からないことが多いです。動作を一つ選び、何を確かめたいかを伝えると AI Reader を活用できます。

起きたことと期待した結果を伝える

最初の質問では、何をしたか、何が起きたか、本来どうなると思ったかを伝えます。分かればファイルや選択範囲を添えます。分からなければ、見たメッセージや操作を説明して、処理の入口を探すよう依頼します。

例えば、次のように質問します。

設定ファイルでは 6 行なのに、REPORT_LIMIT=4 では 4 行返ります。上限を入力から出力まで追い、どの設定元が優先されるか、環境変数が空ならどうなるかを示してください。

どの設定元を選び、どこで検証し、どこで使うか、という終点が明確です。小さなテストの対象も分かります。設定を追うチュートリアルでは、回答に含める内容を具体的に示しています。

出発点となる文脈を選ぶ

文脈 適した用途 自分で確かめること
選択範囲 一つの式や分岐の説明 呼び出し元の前提、周辺条件
ファイル 複数のメソッドにまたがる動作 import と外部の状態
フォルダー 対象のサブシステムは分かるが入口が不明 実際に関与するファイル
Git 比較 特定コミットのレビュー base と head の向き、過去の文脈

添付は出発点です。AI Reader は依存関係を追うために許可されたプロジェクト内の他のファイルも開けるので、リクエストには添付以外の内容も含まれ得ます。機密コードでは、先に送信される内容を確認してください。

質問の例

非同期 UI の不具合なら:

A の次に B を選ぶと、ときどき A の内容が画面に残ります。両方のリクエストを各 await の前後で追い、成功、catch、finally の書き込みを挙げてください。古いリクエストが現在の画面を変更しないよう、何が防いでいるかを示してください。

JavaScript の非同期競合のチュートリアルでは、この順序を再現し、リクエストカウンターで本文、エラー、読み込み状態を保護します。例をダウンロードすると 付属のテストを実行できます。

パッチのレビューなら:

キャッシュ無効化の変更に注目して、この比較をレビューしてください。回帰の候補ごとに、変更箇所、実際に起こり得る順序、ユーザーに見える影響、旧版と新版を区別するテストを示してください。既存の問題は別に挙げてください。

設計についてなら:

このキャッシュを所有するコンポーネント、無効化できる主体、項目を共有する呼び出し元は何ですか。コンストラクターと変更するコードを引用し、実行時の設定に依存する点を明示してください。

どの質問も、イベントの順序、版を区別するテスト、キャッシュを作成・変更するコードなど、回答に必要な内容を指定しています。

次に進む前に主張を一つ確かめる

重要な参照を Code Quick Look で開き、必要ならファイル全体を読みます。引用された条件が実際の入力で成立するか、別の呼び出し元、上書き、エラー経路で答えが変わらないかを確認します。

抜けがあれば、追問を絞ります。

二つの実装が見つかりました。このリクエストはどこで一方を選びますか。コードだけでは分からなければ、どの実行時の値が必要ですか。

AI Reader はプロジェクトのテストを実行できません。提案されたテストはまだ未実行です。自分で実行し、結果を会話に戻してください。

追問と別の疑問

同じ追跡を深めるなら同じ会話を続けます。別の方向を調べるなら、完了した回答で Fork into New Chat を使います。その回答までの文脈を持つ独立した会話が始まり、元の会話はそのまま残ります。

AI Reader は実行時に Allow Edits を有効にしてからファイルを変更します。次回の実行や分岐した会話は再び読み取り専用で始まります。Git 比較の会話は常に読み取り専用です。編集後は差分を読み、変更を対象とする確認を実行してください。