Claude Code の作業が終わり、要約には機能が完成したと書かれています。それでも、どの動作が変わったのかは自分で理解しておきたいところです。Yenpo で同じローカルプロジェクトを開き、差分から要約にない処理をたどりましょう。
ローカルの Git リポジトリと macOS 版 Yenpoを用意してください。コードや差分の閲覧にはモデル接続は不要です。AI Reader に相談するときだけ設定します。
1. 今回の変更範囲を確かめる
依頼を始める前に、Claude Code が編集するディレクトリで次の読み取り専用コマンドを実行します。
git rev-parse --show-toplevel
git rev-parse HEAD
git status --short
開始時のコミット ID と、既存の変更・未追跡ファイルを記録します。開始時に変更がなければ、その後の差分を判断しやすくなります。作業途中なら内容を保持し、普段のレビュー手段で開始時の内容も記録してください。ファイル名だけでは、同じファイルに重なった編集を区別できません。
Claude Code の書き込みが終わったら、もう一度実行します。ブランチだけでなくディレクトリも確認し、別の worktree を使った場合はその場所を Yenpo で開きます。
| 終了後の状態 | 確認する対象 |
|---|---|
| 新しいコミットがなく、開始時はクリーン | 開始コミットに対するローカルの変更 |
| 新しいコミットがある | 開始コミット → 最終コミットと、残ったローカルの変更 |
| 開始前から変更があった | 記録した開始時の内容との差を確認してから今回の変更と判断 |
Yenpo が読むのは Git の状態です。Claude Code の会話単位を自動的に復元するわけではありません。変更済みの開始状態を記録していなければ、「今回だけの変更」ではなく「現在の変更」として扱います。
2. Yenpo でローカルの差分を読む
プロジェクトを開き、サイドバーのプラス/マイナスの「変更」をクリックします。「ローカルの変更」には HEAD に対する変更が集計されます。ファイルを選ぶと行内差分を読めます。
要求された動作を実装するファイルから、呼び出し元とテストへ進みます。新しいテストや設定ファイルも忘れずに確認してください。集計には Yenpo 内の未保存テキストが含まれる場合があります。コマンドラインの Git と比べたりテストしたりする前に、残す編集を保存します。
コミットが作られた場合は「バージョンを比較…」の「コミット」モードで、関連する各コミットと第一親の差を読みます。その後「変更」に戻って未コミットの内容を確認します。一回の作業全体の正味の差には、下のプレースホルダーを記録した開始・終了 ID に置き換え、この読み取り専用コマンドを使ってください。Yenpo の「比較」モードで選べるのはブランチです。バージョンの選択方法も参照してください。
git diff START_COMMIT END_COMMIT --
3. 差分の外まで一つの動作をたどる
検索語を変更したあとに古い結果が表示される問題を修正したとします。変更した関数だけでなく、その呼び出し元と画面への結果の代入箇所を読みます。
- 何が要求を開始し、どの値が現在の検索語を識別しますか。
- 最初の要求が二番目の要求より遅く完了すると、どうなりますか。
- テストは完了順序を制御していますか。それとも単に関数を二回呼んでいますか。
ファイル検索に加え、言語サーバーがあれば定義や参照への移動を使います。開いたタブのバージョンも確認してください。現在のファイルと比較中のコミットでは内容が違うことがあります。
4. AI Reader に具体的な質問をする
モデルを接続したら、ローカル変更の見出しにある「すべての変更を AI にレビューしてもらう」で下書きを作ります。コミットの比較には「この比較を AI にレビューしてもらう」を使い、比較の添付を残します。
送信前に質問を調整します。
検索結果の処理がどう変わったか説明してください。呼び出し元から画面更新まで追い、古い要求が最後に完了する場合を確認してください。各判断にコードの参照を付け、以前からの動作と今回の変更を区別し、この順序を実際に扱うテストを示してください。レビューのみで、ファイルは編集しないでください。
編集許可はオフのままにします。回答の参照をクリックしてコードを読み、条件や呼び出し元が必要ならファイル全体を開きます。参照を検証する手順には具体例もあります。
5. Claude Code が直せる形で伝える
修正依頼には発生条件と期待する結果を書きます。
検索 A が B より先に始まり、B よりあとに終わると、A が B の結果を上書きできます。結果の代入経路を確認し、B を先に完了させるテストを追加してください。単一要求が成功する場合の既存動作は保ってください。
自分のコードで問題を確認してから使ってください。「安全にして」という依頼より、必要な動作を明示します。修正後は該当する差分を読み直し、プロジェクトの関連テストを実行して、実行したコマンドと結果を記録します。
6. 短いレビュー記録を残す
開始・終了コミットの ID、読んだファイル、動作変更の要点、未解決の疑問を残します。未コミットのファイルを含めたか、何を実行したかも書けば、次の依頼の出発点になります。
作業がブランチにまとまったら、main と比較する手順へ進めます。同じ Git の手順を Claude Code のブランチにも使えます。